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2011年1月28日金曜日

■秋田市のごみ袋有料化問題に提言

1、現状
(1)秋田市の問題意識
秋田市環境都市推進課「広報 あきた」より

「近年、私たちは、大量生産・大量消費・大量廃棄を繰り返す「使い捨て型」の生活で仏師手的な豊かさを作り出してきました。その結果、資源の枯渇や環境破壊といった地球規模での環境問題を抱えるようになったのです。
こうした問題を解決するため、3Rを推進して天然資源の消費を抑え、環境への負荷が少ない「循環型社会」にする必要があります。」

(2)問題の解決策
問題解決として、下記の3つを行う
①ゴミの減量化とリサイクルの推進 ②ゴミの減量を努力している人と無関心な人への税金の公平化 ③ゴミの処理手数料の活用

(3)ごみ減量化について

①生ごみについて
「生ごみは全体の52%、各家庭から出る生ごみの約7割が水分です。生ごみを捨てるとき、ぎゅっと絞って10%の水を切ることができれば、市全体で年間約2,000tの水を減らすことができる」

②紙類について
「紙類は全体の15%、古紙類の分別は、リサイクルできるのに分別されずに家庭ごみとして捨てられた紙類は、1年間で約8,000tありました。」

③秋田市のごみ減量・分別化説明会について
秋田市では全力投球で「ごみ減量化・分別」の説明会を開催しております(寺内地区では夏に行いました)。今月の末からは全市の説明会開催が計画されています。

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2、私の問題意識

秋田市の解決策は「ごみ袋の有料化」だけと受け取られます。
もちろん、一見「ごみの減量化」にも取り組んでいるようにも見えますが、ここが満足できないものだから、市民のモヤモヤ感が消えなく、反対意見が多いのです。秋田市がもっとやるべきことをやってからなら理解できるが、まだやるべきことをやっていない。今の説明会の内容では満足できないからではないでしょうか。

そこで、私の提言の趣旨は、秋田市のゴミ問題に対する問題解決法の提言です。
ただし、私は「ごみの減量化とリサイクルの推進」についての取り組みについてです。

3、私の問題解決への提言
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(1)リサイクルの積極的な推進
  第一に取り組むべきことは、リサイクルによってごみとなるものを減らすことです。
民間のリサイクルセンターの活用。民間のリサイクル業が各分野で盛んになってきました。
業界やフリーマーケットなど広い分野の利活用。などなど、考えられることに積極的に取り組むことです。かなりの部分が、粗大ごみの分野でしょうが、ゴミ問題に対する姿勢を示す、気運情勢効果が大きいと考えます。

リサイクルの具体的推進策
 ①トラックでの回収業者が回ってきます、この活用。
 ②民間のリサイクルセンターが「ほとんどの物を持ち込めば買い取ってくれます」
・農業機械・各所工具などリサイクルセンターへ
・鉄類、空き缶等・・・町内会単位で活動グループを立ち上げ、リサイクルセンターを積極的に活用 する。少ないながらリサイクルセンターからは代金をいただけます。エコ貢献数値も出してくれます。
新しい産業分野ですから、他県からの参入が多いのですが、県内業者もどんどん増えて、サービス範囲も広がることでしょう。
 ③フリーマーケットや町内会単位等での交換会の推進

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(事例)
資源リサイクルのコンビニ~グリーンステーション  
 グリーンシステムは、アルミ2次精練メーカーとしてスタートしました。近年アルミリサイクルだけでなく、地球環境に役立つ事業に取り組むことを目的とし、「資源リサイクルのコンビニ~グリーンステーション」を展開しております。
 グリーンステーションは、全国で初めての民営資源ステーションです。企業・家庭からでる金属類、紙類などの資源のほとんどをお買い上げするよう心がけています。リサイクルを促進することによりCО2を削減し、地球温暖化のストップに貢献できればと思っております。
主要資源お買い上げ品目説明: http://60.37.97.242/u006icn.gif
品目
お取り扱い品
アルミ
アルミ缶、アルミホイール、サッシ、印刷版、アルミ鍋などの生活用品類
スチール缶、ドラム缶、鉄くず、モーターなど各種機械類
ステンレス
ステンレス板、流し台、やかんなどの生活用品全て
銅線、被覆線、銅管など
真鍮
バルブ各種
新聞、ダンボール、雑誌・書類、厚紙類、牛乳パックなど
廃油
てんぷら油(バイオディーゼル燃料に再生します)
ビン
ビール瓶、一升瓶
その他
ペットボトル、自転車、バイク、バッテリー、エアコン

*秋田市臨海道路沿いにありますが、県外企業です。
 市内の業者育成により産業輿ができます。 
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(3)        ごみ減量化対策の提言
ゴミ減量化に取り組む方向は、生ごみは絞ることを要請するだけ、説明会の主旨は紙類の分別です。しかしながら、全体の15%の紙類に全力集中しても減量となる量は、もともとのパイが小さいのですからほとんど限定的です。効果がないとは申しませんが、これだけでは問題解決策としては誉められませんね!

やはり、最大量52%の「生ごみ」を逃げていては解決策となりません。秋田市ほどの大きな都市で生ごみ対策に取り組むことはなかなか困難なことは理解しています。遠い将来を見据えて出来ることからやったらいいのです。

以下具体的に述べます。
    生ごみ対策について
長期計画
・生ごみを回収しコンポスト化など
・生ごみの回収システムの構築(モデル地域を定めて実施することは中期で可能)
・生ごみコンポストの利活用計画  
根本的な対策として検討していくべきです。

短期計画
・秋田市の提案のように、まずは「水を絞る」はいいですね。

     減量量化数値を容量で
ごみ減量化の方向付けは、市の目標は「重量」となっています。しかし、市民はごみ袋に入れて出しています。有料化問題も「袋がいくら値上りする」ことですから、これは「容量」です。












隙間だらけ!!







ごみの容量が減れば「袋の量が減る」値上げの感覚が少なくなります。
どうすればごみ袋の量を減らすことができるか!・・・と取り組むことにします。

ごみ袋の量を減らす方法

    サイクルセンターの積極的活用
・衣類はリサイクルセンターおよびフリーマーケットなどなど

    類について
・紙類は最も容量に関わりのある分野です。ごみ袋の中の空気量を減らす工夫。
・切断するとか、市民の提言を受ければどんどんでてくるでしょう。

   小型ごみ圧縮機導入
生ごみも含めてゴミ袋の空隙を生める方法として、市販の小型ごみ圧縮機が販売されています。1/3まで圧縮できるものです。
・職場や町内会単位で導入を促進する。1/補助も検討する。

・能力をもう少し弱くした装置を地域業者と開発する。 

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(他県での実施例)
ゴミ圧縮
 ゴミのうち、資源ごみとなるような新聞、雑誌、空き缶、空き瓶、ペットボトル、電気製品などはそれぞれの回収先に運ぶとして、どうしても自治体へお願いしなければいけなくなるのが生ゴミのように思えます。
 それで、自分自身で取り組んでみました。回収袋の使用料を抑える方法を模索したのです。大げさなことでなく、誰もが考え付く方法ですが、徹底してやっている人がいるかと言えばいないような気がして、やってみました。

 やってみた結果、生ゴミは簡単に圧縮できる、水が特に切れるということを確認できました。

 毎日出るゴミを毎回、レジ袋に入れます。これまではただ入れるだけで、回収袋に放り込んで妻が出していたように思います。

 ちょっと待て、その前に思い切り圧縮してみよう。

 毎日、毎回、袋を圧縮しました。レジ袋をゴミとして出すことは本当は反対なのですが、生活者の視点で考え、レジ袋を最大限に活用してみました。

 酒かすを絞る感じというか、レジ袋をねじ上げながら押さえ絞っていきます。みるみるうちに容積は1/2、1/3、1/4となります。

 そして、レジ袋を重ね、次の回のも絞り上げます。こうしてできた家庭の生ゴミは役所がやっているゴミ固形燃料(RDF)の真似事みたいに圧縮されるのです。実に重たい感じになりますよ。やったという実感がわきます。努力はわずかなことなのですが、結果は大きいように思えました。

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小型ゴミ圧縮機「ダストプッシュ」 



導入事例

1、10枚入りの業務用のゴミ袋がすぐに無くなってしまいませんか?
例えば、70リットルの袋を毎日2枚使っている場合、年間181.260の経費削減効果があります。(袋使用枚数が1/3に、使用する袋が45リットルとなった場合。)
業種業態、企業規模によって異なりますが、実際はもっと枚数を使われているのではないでしょうか?
また、容量ベースで処理費用がかかっている場合には、さらなる費用削減が可能です。
当社では、1袋あたり300円前後の処理費用がかかっています。
それを上記に加味すると、年間289.260の経費が削減されることになります。
袋を取り換えるのが1/3の回数で済むことを考えると、また電気代がかからないこと、そして人が使うものなので安全であることを考えると、とても優秀だと考えています。

2、病院関係、介護関係の削減実績としては、年間約486.000(平均)の削減効果を記録しています。
1袋(箱)の処理に1.500円がかかり、週3回、3袋ずつが平均です。)

3、フードコートなどでゴミを回収して周る場合には、βタイプがオススメです。

テレビ東京WBS「トレたま」で紹介され、話題沸騰!現在、約1ヶ月待ちです。小型ゴミ圧縮機「ダストプッシュα」
商品番号 dustpush01
定価298,000円 (税込)
価格250,000円 (税込) 送料込




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 ・ごみ問題を契機として、トップリーダーが創造的問題解決のため「頭で感じて・腹で納得して・すぐに行動する」ことで、すばらしい秋田になることの参考となれば幸いです。
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その後いろいろな情報もありました。
①スイカの皮を乾す・・・石川県
②ゴミ袋の容量を小さくする方法、上記のように高価な器具を使わないで、どこにでもある掃除機で可能とのことです。もちろん減量のレベルは違いますが、入門編として。


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